アワード

優れたウェブサイトを表彰するアワード事業は、
日本ウェブ協会設立以前からの活動です。

2004年にアックゼロヨンをスタート

2004年。日本のウェブを取り巻く状況に、ひとつの出来事がありました。この年の6月に国内初の公式なガイドライン「高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器,ソフトウェア及びサービス- 第3部:ウェブコンテンツ」が経済産業省/総務省の指導のもと、JIS規格として、財団法人 日本規格協会から公開されたのです。このガイドラインは、いわゆる「アクセシビリティ」に注目したもので、ウェブサイトの発注者や制作者の多くが、本格的に利用者のことを考えはじめた年であると言ってもよいでしょう。

アックゼロヨン・キックオフイベントでのパネルディスカッション私たちは、この年に「アックゼロヨン」という活動をスタート。9月にはキックオフイベントをウェブ制作者が中心となり開催しました。

アックゼロヨンは、これからウェブサイトがますます情報インフラとして使われている未来を鑑みて、高齢者や障害者といった、パソコンやインターネット等の操作面に於いて比較的不得意な方々にも、平等に情報を取得できなければならないと思ったからです。かつ、これからのコミュニケーションを考える際に、ICTやインターネットがもたらす可能性に着目し「クリエイティビティ」もアクセシビリティ同様に重要であると考え、アクセシビリティの頭文字「AC」とクリエイティビティの頭文字「C」、そしていつまでも、この年の出来事を記憶に留めようと2004年のゼロヨンを取り、AcC04(アックゼロヨン)という活動をスタートさせました。

日本ウェブ協会という第三者機関を設立しアワードを運営

具体的には、翌2005年から、アクセシビリティに優れたサイトを表彰するアワードを開催。2006年には、さらにアクセシビリティとクリエイティビティの両立に注目したアワードを開催。そして、このアワードを中心とした活動を継続するに際して、中立的な第三者機関が必要であると考え、2007年に日本ウェブ協会を設立しました。

2008年、2009年には、日本ウェブ協会主催としてアックゼロヨンアワードを開催してきました。その間、ウェブサイトはますます人々の情報インフラとして定着しはじめ、多くのサイトがアクセシビリティをはじめとした、利用者に「使ってもらえる」サイト作りを目指すようになりました。

日本ウェブ協会が主催してからのアワードでは、アクセシビリティやクリエイティビティはもちろん、すべてのサイト利用者が、サイトの操作を間違えたり、迷ったりすることなく、快適に情報にたどり着き、情報を理解するための技術的要件について注目しました。

すべてのサイトがウェブユニバーサルを実現するために

2010年、2011年はアワードそのものの開催を一旦休止し、利用者を中心に考えたサイトの技術要件をまとめる作業を行っていました。私たちは「アクセシビリティ」「ユーザビリティ」「情報アーキテクチャ」「ユーザーインターフェース」「フロントエンド技術」という5つの項目による「サイト評価指標」に取り組んできました。

2011年12月1日のミーティングに集まったメンバーこのサイト評価指標もまもなく完成。完成後は、広く一般に公開し、より多くのウェブサイトが利用者中心に使いやすくなることを目的にしています。

そして2011年末に、アワード再開に向けて活動をスタート。こうした指標が目指すところは「ユニバーサルデザイン」であると考え、私たちは「ウェブユニバーサル」を多くのサイトが実現するため、2012年のアワード実施を目標に現在も活動を継続しています。