活動内容

内閣府認証の公益法人として、ウェブ利用者・ウェブ所有者・ウェブ制作者を受益者と捉え、次のような活動を行っています。

イベントの企画・運営

カンファレンス、シンポジウム、表彰式

日本ウェブ協会は特定非営利活動法人(NPO法人)として、柔軟かつスピーディーに社会のニーズや課題に沿ったサービスを提供する役割を担っています。そのような役割を幹として、会員の自己実現や社会貢献したいという意欲を社会的成果に結びつける活動を行っています。

2008年アックゼロヨン・シンポジウム会員の活動内容が少しでも多くの人に届くように、また社会に与えるインパクトの大きさも意識し、シンポジウムやカンファレンスなど比較的大きなイベントも数多く開催してきました。また優れたサイトを表彰する「アックゼロヨンアワード」も開催してきました。

これらのイベントは、会場交渉・ツール制作・広報活動・舞台進行といった企画から、当日の運営全般(音響・照明・撮影・映像配信・司会・受付など)まで会員・有志の協力によって行われています。イベントの企画や運営に携わった事のない人がほとんどですが、一つの大きなイベントをつくり上げるプロセスはとても刺激的な経験となります。組織や立場を越え、目標達成をする喜びを共有しませんか。

地域活性化を目的に「ウェブ会議」を開催

ウェブに関するセミナーや講演は、どうしても東京に集まりがちです。日本ウェブ協会では、ウェブの特性から地域での活性が重要であると考え、2009 年より地域活性化プロジェクトを立ち上げ、その一環として「ウェブ会議」というセミナーイベントの企画、運営を行っています。地域の活性化を目的に、それぞれの地域から官民一体の後援や支援をいただき運営しています。

2010年ウェブ会議青森2009 年は「ウェブサイトに問われる工業製品的価値について考える」をテーマに、高松市(香川県)と、名古屋市(愛知県)で開催。2010 年は「情報アーキテクチャを軸に実現するウェブサイト最適化」をテーマに、昨年の開催地と新たに青森市(青森県)が加わり合計三箇所での開催となりました。

「ウェブ会議」では、制作側だけでなく発注側も含めた“ウェブサイト提供者”にとって有益と考える情報が、登壇者や開催地域の会員・有志により提供されます。また、参加者と登壇者だけではなく、参加者同士のコミュニケーションも重視し、懇親会などでの意見交換や情報交換を通してウェブサイトを元気にする手助けを地域の会員が中心となっておこなっています。

勉強会やワークショップの開催

さまざまな勉強会やワークショップを企画・運営・実施

日本ウェブ協会では、設立当初よりウェブ制作に必要な技術的な要素に着目し、アクセシビリティ、マークアップ、サーチマーケティング、RIAなどをテーマに、主に2007年に集中してセミナーを行ってきました。

2009年・認知科学ワークショップそうしたセミナー活動を通して、ウェブに関わる技術や手法は進化を体感し、その結果、密度の濃い継続的な学習の必要性を感じました。そこで日本ウェブ協会では2008 年より定期的な勉強会やワークショップを開催してきました。

2008 年はウェブの基礎技術に着目。2009 年はウェブサイト構築のフローに着目し、並行して専門的な分野にも踏み込んで勉強会を開催してきました。そこでまとめられた構築フローやウェブサイト評価基準は現在でも協会の取り組みとして継続しています。2010 年はワークショップを中心とし、参加者には多くの高評価をいただきました。これらの取り組みは今後、地域での開催も視野に入れておりますのでリクエストをいただければ実現に向けて検討します。

DVDや映像配信の活用

セミナーや勉強会への参加は、時間と場所の制約が伴います。日本ウェブ協会では、こうした課題に対してセミナーや勉強会の様子を収録したDVDを作成し、会員に向けて貸出しを行っています。

現在は、2010年より開始したUstreamの活用によって、より多くの皆さまにセミナー記録を視聴していただけるようになりました。今後も映像配信等のサービスも積極的に活用して、場所や時間を選ばない新しい勉強会やセミナーの形を模索していきますので、是非皆さんも気軽に参加してみてください。そして一緒に活動していきましょう!

Ustream(動画配信)の活用

これまでの、イベントやセミナー、勉強会などの経験を活かし、時間や場所を超えた情報共有をめざしました。Ustream(動画配信)を活用した番組や講座を開設しています。

アカデミックプログラム

アカデミックプログラム・アドビシステムズ日本ウェブ協会は、2010年度よりウェブを学ぶ学生を対象にした「学生支援プロジェクト」を立ち上げました。学校という社会に羽ばたく直前の期間に、少しでも「学びたい」という意欲ある学生を支援し、インターネットやウェブの知識をもった学生を一人でも多く輩出したいと考え、「アカデミックプログラム」というUstreamを活用した教育番組を実施しました。

アカデミックプログラムは、ウェブやインターネットはもちろん、コンピュータやネットワークを中心にした正しい知識を正しく身につけてもらいたいという願いから、講師陣には各業界の専門家を招聘しています。収録した番組はアーカイブとして、いつでも、だれでも視聴可能です。

今後は、このプログラムを学生だけでなく、広く一般の皆さまにも役立てていただけるように、企画を進めてまいります。ぜひ、一緒に番組や講座作りをやりませんか。

IAチャンネル

IAチャンネル情報アーキテクチャ(IA)を軸にサイトの最適化を考える「IA2010フォーラム」でも、Ustreamを使った番組を毎月一回ライブ配信をしています。この「IAチャンネル」は、サイト所有者によるサイト所有者のための番組として、ウェブサイト最適化の手法を、実際のサイトオーナーをゲストに招いて、詳細な取り組みを公開しています。

番組のホストには清水 誠氏(楽天株式会社 アクセス解析・最適化推進リーダー:当時)、進行役には平野秀幸氏(株式会社アクアリング IA)。毎回サイトオーナーに加えて、専門家のゲストをお迎えしています。こちらの番組もアーカイブされており、いつでも、誰でも視聴が可能になっています。

ワーキンググループ活動

ウェブを取り巻く様々な課題について、少人数のワーキンググループ(WG)やプロジェクトを組んで取り組んでいます。一企業、一個人ではできないことでも、協会という枠組みを活かし、その立場を超えて、利害関係ではなく、よりよいウェブづくりを通じた社会活動として、課題の解決に取り組むことができます。

例えば、アクセシビリティWGは、ガイドラインそ のものに注目するのではなく、むしろ「ガイドラインにさえ準拠すればよい」といった風潮を払拭し、真にアクセシブルであるサイトを作っていくために、事例を広く集め、紹介する活動に取り組んでいます。また、IA2010フォーラムでは、ウェブ最適化をテーマに、ユーザ視点でコンテンツの構造を考え、小さなテストを積み重ねて、ユーザビリティの高いサイトを作るというプロセスを、実例を挙げながらUstreamで配信し、多くのサイトオーナーに知ってもらおうというプロジェクトを進行しています。

こうした活動は、一緒になって考え、活動することで、一方的に講習を受けることでは得られない課題解決のヒントやコミュニティを得ることができます。現在は東京での会合が中心ですが、ウェブミーティングシステムの活用や、その地域でのコミュニティづくりなど、協会が積極的に支援します。

日本ウェブ協会に参加するメリットは、まさしくここにあると言ってもよいでしょう。組織の枠組みや業界の垣根を越えて、人々が集まり研究・開発、普及・啓蒙活動に取り組む(しかも楽しく)。ぜひWGに参加し、共に活動しましょう。

ソーシャルメディア研究会

2011年の基金訓練(後述)の卒業生有志が、Facebookと地域活性をテーマに取り組んだ「新大久保いいね!」を母体に、WG活動として2012年よりスタートします。これまで協会で取り組んできたTwitterやUstreamといった、それぞれのソーシャルメディアの研究や連携を考えるWGです。

アクセシビリティWG

高齢者や障害者も含め、誰もがウェブを利用できることをめざすアクセシビリティの研究や普及についてのWGです。2009年からはウェブ利用者の視点に着目し、障害を持った方々の調査活動を軸に活動を行っています。

その他のWG

そのほか、協会の活動は基本的にすべて、WGという形態で活動を行っています。ちなみに名称に関しては、必ずしもワーキンググループと名乗る必要はなく、運営メンバーの自由意志に任せています。

  • CMS(コンテンツ・マネージメント・システム)WG
  • マークアップエンジニアWG
  • IAフォーラム
  • 広報委員会
  • 学生支援プロジェクト
  • 地域活性化プロジェクト
  • 3団体合同iPad利用研究会
  • IE6の課題を考える会(準備中)
  • ウェブデザイナーズ勉強会(2011年を以て活動終了)

支援活動

就労支援プログラム「基金訓練」

2011年、日本ウェブ協会では厚生労働省指導の緊急雇用対策「基金訓練プログラム」に、基金訓練校として登録。「ICTツールスペシャリスト養成科」を3ヶ月間開講。無事全カリキュラムを終了しました。

チャレンジド就労支援講座

社会福祉法人プロップステーション主催の「チャレンジド就労支援講座」に講師を派遣。森川理事長が3ヶ月の期間、2回に渡りチャレンジド(障害を持った方の呼称)の生徒さんたちに、ウェブ構築や画像ソフト(Adobe Fireworks)の指導を行ってきました。また、同様に特別支援教育学校の生徒さんを対象にした特別授業にも、講師派遣をしております。

Eメール・ウェブ適正利用推進協議会への参画

2008年12月1日、Eメール・ウェブ適正利用推進協議会(以下EWPC)の設立に参画しました。

コミュニケーション

ソーシャルメディアの活用

2011年以降の流れとして、FacebookやTwitterなどが大きく注目され、同時にスマートフォンの普及などによって、ウェブを取り巻く状況は少しずつ変化を初めています。今後はさらにインターネットやウェブは、水道水や電力のように、私たちの生活に必要不可欠な情報インフラとして、より定着するでしょう。日本ウェブ協会では、こうした背景のもと、Twitter、Ustream、Facebookなどを積極的に活用してまいります。会員同士のコミュニケーションはもちろん、広く「ウェブ利用者・所有者・制作者」がより早いスピードで情報の共有ができるような体勢を整えてまいります。

交流会

ネットだけではなく実際に会って話をする場の提供として「W2Cサロン」を2年間運営してきました。現在は規模を縮小し、セミナーやカンファレンス等の打ち上げとして「W2Cサロン」と銘打ち、会員だけでなく多くの方との交流を目的に行っています。

その他

会員に向けての情報発信として実施してきた「メールマガジン」も通算で100号以上の発行を行いました(現在は休止中)。また協会設立当初は、会員同士の情報交換の場として活用を行ってきた会員サイトを運用。会員同士のコミュニケーションに努めてまいりました。現在は、会員全員が参加しているメーリングリストの運営を行っています。

また、会員であれば(希望者)誰もが記事を投稿できるブログの運営も、コミュニケーションの一貫として行っています。